章・語らぬは己がの強さか弱さか

03.嵐の到来


 





いつも笑っていた。

最期まで


泣くなと言うなら

俺は泣かない。

死ぬなと言うなら

俺は死なない。

俺はあんたが好きだから

あんたの言うことなら なんでもする。

自分を殺せと

笑っていった



俺は



あんたの言う通りにする






でも

俺の涙は枯れてしまった。


俺の色はあせてしまった。


俺の心は、



どうなるのだろう…