章・過去が眠る楽都市で踊り狂え

07.戦え僕らの正義の味方


 
どうか


ずっとこのままで



失いたくない
笑顔を

失いたくない
仲間を

時の歯車は廻り
時の星砂は落ち

それを止めることはできず
乾いた風にうずもれる

あせてゆくタペストリー
変えることが怖くて

直すこともできずに
そのまま

そのまま

永遠を信じていた
あの頃は
眩しすぎて

真っ直ぐ見ることができなくて
雫れ落ちた煌めきを拾うこともできない


この隙間だらけの手を
埋めるのは涙


あの頃、もがいて
勝ち得たものが何かも分からずに



僕はただ星を見上げる。